BeLan タニサボ

ーベランダで多肉・さぼてんー

幹立ちも悪くない

多肉植物の世話を始めた頃、個人的には多肉植物のプクプク感やコロコロ感が好きで、植物全体が丸っこいものが好きでした。
それは今も変わらないんですが、だんだんと幹立ちも悪くないなぁと思うようになりました。



インドロップス(エケベリア属)です。
多肉を始めた頃の夏に、エケベリア(グラプト系を含む)をほぼ全滅させてしまいましたが、レインドロップスは、その中でもなんとか生き残ってくれた希少な多肉です。
下の葉を枯らしながら成長し、結果として幹立ちになります。
葉自体はぎゅっと詰まっていますので、徒長ではありません。
夏なので水やりを厳しめにしているせいで、葉っぱの数が少ないですが、株自体は元気です。
初めの頃は幹立ちが嫌だったので、幹立ちするたびにチョンパ(胴切り)して、残った下の株からまた新芽が出て、どんどん増えていきました。



ラブリーローズ(エケベリア属)です。
これも、どんどん下葉を枯らしながら(下葉の水分を消費しながら)伸びていきます。
成長も早いので、徒長と勘違いする人も多いようですね。

これらの多肉について、育ててみて感じたのは「水が好き」ということです。
水が好きだから、どんどん下葉の水分を消費して枯れて落ちて、結果的に幹立ちの状態になります。
はじめのうちは日照不足かなと思い、より強い日射にしてみたりしましたが、個人的には「とにかく水が好き」と感じています。
とはいえ、蒸れてダメになるのはNGなので、甘やかさずに育てています。
ただ、他のエケよりは少し多めに水をあげています。



ゴーラム(クラッスラ属)です。
100均で、小指ぐらいの大きさで売っていたんですが、約2年でここまで大きく成長してくれました。
「金のなる木」という園芸名でよく売られている花月(クラッスラ属)の葉っぱが丸まった変異体だと聞いたことがあったので、どうせなら、こっちを個性的な幹立ちにしたいなーと思って育ててきました。
花月もあるんですけどね。
このまま盆栽のように渋く育ってほしいな。